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【Salesforce】AppExchangeのアプリケーション開発に関わる環境をまとめてみた。

はじめに

Salesforceを使用しているとAppExchangeに関わる機会があります。 AppExchangeとは、Salesforceに関わるアプリケーションのマーケットプレイスで、有料・無料のアプリがインストールできます。

企業が公開しているものも多く、無料で使用感を試すことができるものがあるなど非常に便利なサービスです。 https://appexchangejp.salesforce.com/

本記事の概要

弊社はこのAppExchange上でアプリケーションを公開しております。 当初、開発に関わる様々なSalesforceの環境・組織に非常に混乱した記憶があるので、今回はそれをまとめたいと思います。

AppExchangeのアプリケーション開発をご検討されている方の参考になれば幸いです。

組織一覧

  • パートナービジネス組織(Partner Business OrgでPBOとも呼ばれる) パッケージのライセンス管理や、トライアルをしている組織の本番化(有償に切り替えて、期限を無くすこと)などを行うことができます。 パッケージ開発に関わる一番重要な組織だと思います。

  • パッケージ開発組織 パートナービジネス組織を使って使って作成する組織です。 いわゆるステージングのような環境として使用でき、スクラッチ組織で開発したコードをデプロイできます。 顧客組織にリリースする前に、一度ここにデプロイをします。 こちらの組織から既にアプリをインストールしている顧客組織へアップグレードをかけたり、初回インストールのURLの発行などもできます。

  • クラッチ組織(Scratch Org) 開発時に使う組織で、最大30日間延長することができます。 もちろんインターネットと繋がっていますが、いわゆるローカル環境みたいな感じで使用できます。

  • Trialforce ソース組織(Trialforce Source OrgでTSOとも呼ばれる) Trialforceという「トライアルの顧客組織を作成する際のテンプレートを作成する機能」を持った組織です。 テストデータを入れることもでき、顧客の種類に応じて複数用意することができます。

  • 顧客組織 アプリケーションをインストールした顧客が使用する組織です。 新規に作ることもできますし、既存の組織にアプリをインストールしてもらう方法もあります。 AppExchangeでアプリを公開する際は、その場でインストールできるようにするか、会社の方に問い合わせをしてもらうかを選択することもできます。

まとめ

弊社の場合、既にパートナーとして契約している組織があった上で、こちらの開発に進んだので少しややこしかったです。

開発に関しては多くのSalesforceコミュニティがあったり、ケースのサポートが厚かったりなど非常に相談できる環境が整っていました。 本記事も、挑戦しようとされてる方の一助になれば幸いです。

採用に関して

現在、エンジニア採用を積極的に行なっています!このSalesforceアプリ開発に興味がある方も大歓迎です! カジュアル面談から可能ですので、是非是非お声がけください〜〜

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